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「体にいい」と推奨されたものが、「実は害があった」ということがよくありますが「オリーブオイル」は100％いいものと考えてよいです。 パンやパスタなどの糖質にオリーブオイルを加えることで、血糖値の上昇が抑えられるということがわかっています

「お酒は健康によくない」という思い込みがある人が意外と多くいます。 しかし、ビールや日本酒などの糖質が多いお酒を大量にとったケースを除き、特にワインは健康に良いことが証明されています。

発がん性を疑われている食品があります。 それは何十年もかけて消費者による壮大な人体実験の結果わかるものです。 その結果発がん性のある食品としてWHOが発表した食品としてハム・ソーセージ・ベーコンなどの加工肉があげられています。

食事術の新常識をお伝えしています。 果物を「非常に健康にいい食べ物」と考えている人がいます。 たしかに果物にはビタミンやミネラルが豊富に含まれています。 しかし一方で、糖質の塊とも言えます。

新常識の一つに「脂肪は食べても太らない」と言うのがあります。 何度も繰り返しますが、肥満の犯人は血糖値を上げる糖質です。 脂肪を食べても消化・吸収の過程で分解・合成されて新しい物質に変化します。 それに、脂肪は食べすぎると便に出てしまい、案外体内に残りません。 糖質は100％吸収されます。

　一昔前は、カロリーが多い方が太るという概念でした。 しかし、新常識のトップに挙げられるのは「糖質が太る唯一の原因」なのです。 ですから、ごはんなしのステーキランチとざるそば１枚のどっちを選ぼうかと考えるとき、昔ならざるそばの方が太らないと考えていたわけです。 しかし新常識では、ステーキを選択しサラダをお腹いっぱいに食べる方を選択します。

現代を生きる私たちも、縄文人のDNAをそのまま受け継いでいます。 消化吸収のシステムもそれをコントロールする脳のシステムも何ら変わっていません。 ですから本来であれば、縄文時代になかった食べ物は口にすべきではないのです。

日本食に使用される食材の頭文字をとって「まごわやさしい」という言葉があります。「まごわやさしい」の食材はエネルギー源となる炭水化物、体をつくるたんぱく質、体の調子を整えるビタミン、ミネラルが豊富な食材です。生活習慣病の予防、コレステロールの低下、老化予防など健康づくりに役立つ食材です。

健康・長寿の決め手は食生活であるということは論を待たないと思います。 1972年（昭和47年）、東北大学名誉教授の近藤正二博士より「日本の長寿村短命村」という著書が刊行されました。 博士は1935年（昭和10年）から36年間にわたり日本中の村を歩きその生活様式を調査た結果を一冊にまとめたのです。

日本の糖尿病に関する記録で最も古いのが藤原道長の日記です。 道長はのどの渇きや視力の低下など明らかに糖尿病でした。 日本で一般人が糖尿病にかかるようになったのは戦後20年ぐらいしてから（1965年以降）です。