血糖値

血糖値が急上昇するのは食事で糖質をたくさん食べたからだけではなく、アスリートにおけるレース前の緊張感なども血糖値急上昇の原因でもあります。 ですから、レース後には血糖値が急降下しておりいわば「血糖値スパイク」がおこっている状況です。 要するに、精神面の変化も血糖値に影響するのです。

血糖値が上がる理由の一つは運動不足です。 これを正していくためには、筋力+有酸素トレーニングが最強です。 複合的にやっていくことが最も有効です。

アメリカでの実験結果ですが、満腹でいるよりも飢餓状態（腹7分目）に近い方が長寿遺伝子が活性化されて長生きするということです。 とくに糖質が少ししか入ってこないことで本来持っている生命力が目覚めるのです。

「昼食を食べると、眠くなる」という人がいます。糖質中毒になっています。 つまり、昼食にたっぷりとった糖質でドカーンと上がった血糖値を下げようとインスリンがドバっと出て反動で低血糖状態に陥っているからです。 こういう状態を起こしやすいメニューは、牛丼・ラーメン・うどん・そば・パスタ・カレーライス・握り寿司などオカズや付け合わせのない一品モノです。 それらのほとんどはごはんや麺類などの糖質が占めています。

パンは、そのまま食べるよりも「オリーブオイル」を塗るとよい。 それの方が血糖値の上昇が緩やかになると241日目のBlogに記載しました。 オリーブオイルの他にバターも血糖値が上がりません。

「頭脳労働には糖分が必要だ」 「脳にとってブドウ糖が唯一のエネルギー源だ！」 と、言う説は間違ってはいません。 だからといってしょっちゅう甘いものを口にしているのは間違いです。

16時間空腹ダイエットを推奨している私としては、真逆の説ですが一応その考え方を紹介します。 「１日に食べる分量が決まっているとしたら、それをできるだけ多数回に分けて食べたほうが血糖値も大きく上がらず、インスリンもあまり出さないので太りません」 つまり、牧野善二先生が言いたいのは「血糖値の安定」です。

　長年、肥満の犯人は脂肪とされていました。 しかし、それは間違いだったのです。 肥満の犯人＝生活習慣病を生み出す原因、それは「糖質」だったのです。