- これからは「フリーランスの時代」だ
- 80歳時点での年金をもらえた額
- 早めにもらっておこうという方「繰り上げ支給」を検討されたらいかがでしょうか
寒河江幹です。
私は56歳(2020年現在)です。
私たちは、1987年の男女雇用機会均等法成立後の第一期生にもあたります。
俗にいう「バブル景気」を経験した「新人類」です。
さらに我々世代は、そろそろ年金のことを考える時期になりました。(私は考えませんが)逃げ切ることができる世代でもあります。
と言いますのは、たいてい会社員で正社員として働いて定年を迎えられることができる世代だからです。
今の若者はそうはいかないでしょう。
なぜなら年金は70歳からもらうことになることが確実だからです。
これからは「フリーランスの時代」だ
それは置いておいて、私たちが厚生年金をもらう頃(国民年金者は関係のない話)60歳でもらうか65歳からもらうか選択することができます。
65歳からもらえば年間300万円ほどもらえる予定の人が多くいます。
それを60歳から「繰り上げ支給」してもらうと210万円になってしまいます。
ここで多くの人が考えるのが、65歳まで待てば90万円もお得。
これが20年続いたら1800万円違う、とどうしても思ってしまいます。
でもここで出てくるのが「年金211万の壁」年金を支給されても住民税・介護保険料はかかります。
確定申告するとき、たいてい65歳以上の公的年金控除は330万円ぐらいまでの間は120万円です。(*代表例です)211万-120万=91万 この91万円があなたの所得となります。
この91万円までが住民税は非課税になります。
- 住民税が非課税になると次のメリットがあります。
- 住民税はもちろん0
- 介護保険料年間5万円安くなる(*地方によって異なる)
- (都の場合)年間¥20510の「シルバーバス」が¥1000になる
- 国民健康保険料が減免される(場合がある)
それでも、65歳から年300万もらった方が得と思うかもしれません。
シュミレーションしてみましょう。
【80歳時点での年金をもらえた額】
65歳から年300万ずつもらっていた 300万×15年=4500万
60歳から年210万ずつもらっていた210×20年=4200万 その差 300万円
ほら、65歳からもらった方が得 と思うでしょ。
住民税を忘れています。
- 300万ー年金基礎控除120万=180万その10%が住民税すなわち18万円×15=270万円さらに210万円の方は年5万円介護保険料が安くなる5万円×20年=100万円要するに 300万もらっていた方は実質 4500万ー270万=4230万210万もらっている方は実質 4200万+100万円=4300万 となるわけです。
それに国民健康保険の減免も入れたら80歳の時点では「繰り上げ支給」してもらった人の方がまだ、お得と言うことになります。
私は95まで生きるから、65歳からの方を選ぶという方はどうぞそのまま。
いつ死ぬかわからないから、早めにもらっておこうという方「繰り上げ支給」を検討されたらいかがでしょうか。
実は私は、国民年金なもんですからあまり関係ないのですけど国民年金者はどうせ、(ほかに所得がなければ)住民税非課税。
30歳の頃から年84万の小規模企業共済やってますから60歳の時点で2520万現金であります。
これを崩しながら細々やっていくわけですけどね。
若い方は、年金70歳からの支給ですからどっちがいいかよく考えてくださいね。
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